下水をきれいにした後に残る汚泥は、リサイクル社会において、とっても魅力的な資源なのです。
下水道を使い切ろう
(下水汚泥の使いみち)
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微生物が活発に活動しているのが見てわかるね。これは、下水処理場の反応タンクでよごれを食べる微生物の写真だよ。
この微生物は、よごれを食べて大きくなり、泥となってタンクの底に沈んでいく。 |
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下水処理施設で水をきれいにするとき、この泥は必ずできる。この泥を汚泥(おでい)というんだ。 |
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汚泥は、下水を処理する上でたくさん発生するものだ。汚泥は反応タンクに戻して、水をきれいにするためにまた活躍するけど、どうしてもあまりが出る。
今までは灰にして埋め立てたりして、じゃま者だった。でもこの汚泥は大変な資源だったんだ。
活用しているところを見てみよう。 |
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汚泥をタンクの中で貯めておくとガスが出る。このガスで電気を起こして、処理場の電力として使っているんだ。 |
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兵庫県の神戸市では、このガスでバスを走らせる実験を始めたよ。 |
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野菜や果物など植物の肥料として利用したり、レンガやタイル、セメントの材料や道路などにも使われているんだ。
汚泥は、下水道の普及により、年々増え続けている。
処理場で発生する汚泥の40%は埋めているんだけど、埋められる場所にも限りがあるから、有効活用をもっと進める必要があるんだよ。 |
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