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協会について会長挨拶

日本下水道協会は、昭和39年4月に前身の全国下水道促進会議と日本水道協会の下水道部門を発展的に統合して設立されました。
その後、平成24年3月には公益社団法人としての認定を受け、今日まで一貫して、下水道事業を通じた持続可能な社会づくりを目指してまいりました。

本協会設立当時の下水処理人口普及率は全国民の1割にも満たず、下水道事業の予算確保と早期の普及促進が協会活動の主眼でした。
それから半世紀以上を経た現在では、国民の約8割が下水道事業の恩恵を受け、下水道が国民生活に無くてはならない社会資本として
定着した一方で、老朽化した下水道設備を更新・耐震化するという、新たな課題が生じており、今後とも計画的に下水道事業を展開していくためには、下水道の役割や重要性に対する国民の理解を高めることが重要と考えられます。

地域の特性や経済状況、これまでの整備状況の違いなど、会員各都市の置かれている状況は実に様々で、一自治体だけで解決の方向性を見出すことは困難です。また、地球温暖化等に伴う気候変動の影響によって、全国各地で頻発する水害・土砂災害、局地的な豪雨、大規模地震などの災害に対する備えや、下水道サービスの安定的な提供と適切な維持管理に必要な人材の確保などについても、わが国全体で取り組まなければならない問題です。

こうした状況を踏まえ、本協会では、多様な環境にある会員各都市の事例を収集し、多方面から意見を集約できる強みをいかし、皆様方が抱える課題の解決に貢献できる、真に有益な組織を目指してまいる所存です。そして、職員一人ひとりが協会の果たすべき使命である、「スポークスマン」「シンクタンク」「ナレッジセンター」の役割を自覚し、鋭意努力してまいりますので、皆様方には、引き続き、本協会の活動に、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

公益社団法人 日本下水道協会 会長 大西一史

会長
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