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下水道を調べてみよう


用語集

このコーナーのもくじ
  1. 用語集トップ         
  2. ↓あ ↓い ↓う ↓え ↓お

あ行

アオコ あおこ
湖や沼などの閉鎖系(へいさけい)水域で、水面が緑色や青色に変色する現象をいいいます。川などから窒素やリンなどの栄養素(栄養塩類・えいようえんるい)が運びこまれて、藻(も)などの植物プランクトンが異常に増えたことが原因です。アオコを作る種類の中にはカビ臭(かびしゅう)、肝臓毒(かんぞうどく)、神経毒(しんけいどく)などの有害な化学物質(かがくぶっしつ)を作るものがあり、水辺の環境を悪くするばかりでなく、湖水(こすい)が水道の水源(すいげん)となっている場合にはさらに深刻(しんこく)な問題を引き起こします。
青潮 あおしお
海岸から沖合いにかけて、青白い水面が広がる現象です。青潮は酸素不足(さんそぶそく)の海水となるために、アサリなどの貝類(かいるい)やカレイなどの底生魚類(ていせいぎょるい)が大量に酸欠死(さんけつし)することがあります。
赤潮 あかしお
海中の植物プランクトンなどが異常に増えることにより、海面が赤褐色(せきかっしょく)に変わる現象をいいいます。プランクトンの種類によっては、黄褐色(おうかっしょく)や緑色などにも変色することがあります。
酸素不足(さんそぶそく)や有害物質(ゆうがいぶっしつ)を出すなど、魚類や貝類(かいるい)に大被害(だいひがい)を与えることがあり、富栄養化(ふえいようか)、水の停滞(ていたい)、日射量(にっしゃりょう)の増大、水温の上昇などが原因と考えられています。
雨水 うすい
ふった雨の水のこと。あまみずともいいます。雨水は下水道管に集められて処理されます。
雨水処理 うすいしょり
浸水などの被害を防ぐために、雨水を下水道管に集めて川や海へ流します。汚水と雨水をいっしょの下水道管に集めて運ぶ合流式と別々の管で運ぶ分流式があります。合流式下水道では、雨の降り始めに未処理のまま川や海に放流されると水質に悪影響を及ぼすため、未処理のまま放流されないように一時的にためておく施設(雨水滞水池など)や浸水被害(しんすいひがい)を軽減(けいげん)するために一時的に雨水を溜めておく雨水貯留管(うすいちょりゅうかん)が活躍します。
栄養塩類 えいようえんるい
生物が生活を営むために必要な塩類(えんるい)のこと。栄養塩類のうち、窒素とリンはアオコ赤潮の発生に密接に関係しています。
汚水 おすい
家庭、会社、工場などから出されるよごれた水のこと。
汚泥 おでい
下水処理場浄水場、工場排水処理施設(こうじょうはいすいしょりしせつ)などから発生する泥状(どろじょう)のものをいいます。
汚泥処理 おでいしょり
処理場で汚水処理によってできる汚泥に脱水(だっすい)、乾燥(かんそう)、焼却(しょうきゃく)などの処理を加えること。減量化(げんりょうか)や汚泥の有効活用のための処理などの目的があります。
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