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下水汚泥の有効利用下水汚泥の有効利用

 

大量生産・大量消費・大量廃棄を基本とする社会構造が問い直され、資源の再利用・再資源化を前提にしたリサイクル社会形成の推進が求められています。下水汚泥資源の利用は社会の基盤を支え、「リサイクル社会の核」を担います。

 

下水汚泥とは

各家庭から出た汚水(台所、洗濯、風呂、トイレなどの排水)は下水管を通って下水処理場へと送られます。下水処理場では、活性汚泥法という方法で汚水が処理され、きれいな水に生まれ変わり、自然へと帰されます。 活性汚泥法とは、まず下水に空気を送り込んで、 ある種の微生物を繁殖させ、水に溶けている栄養分(有機物)まで全部細菌に食べさせてしまい、お腹いっぱいの微生物を沈殿分離させ、きれいな水だけを川に流す方法です。その際に沈殿したものが下水汚泥です。 下水汚泥は最終的には処分されるか、または、有効利用されます。
 

 

よみがえる汚泥

下水道の普及とともに増え続ける下水汚泥。埋め立てて処分するという従来の対応策では、環境問題、埋立処分地の確保など多くの問題があります。そこで、汚泥を肥料やレンガなどに再資源化する技術が注目を集めています。

 

汚泥の有機分解などによって発生するメタンを主とした消化ガスを発電用燃料などとして利用しています。 また自動車の燃料や都市ガスとして供給しています。
コンポスト化して、肥料や地力増進資材として農作物の生産力の維持に役立てることができます。
下水道工事の埋め戻しに利用される他、セメント原料、コンクリート、骨材、ブロック、レンガ等の原料としても利用されています。

 
 

資源化とリサイクル社会

社会基盤整備へ
私たちの暮らしを支える道路などの社会基盤設備。汚泥の建設資材の開発技術が進み、大都市などでは汚泥が路盤材、レンガなどとして実用化されています。
 


  • 歩道

  • 公園

  • 施設の中庭

社会基盤整備へ
豊かな実り、豊かな緑には豊かな土壌が不可欠です。汚泥はコンポストなど肥料や土壌改良資材として実用化され、暮らしに潤いを与える緑地や農地を支えています。
 

  • 果樹園

 
 

下水汚泥はこんなことにも役立っています

汚泥の容量を減量させ、かつ、安定化させるために汚泥消化タンクを設けている処理場があります。そのような全国の下水処理場の内、19の下水処理場では、汚泥の有機分解などによって発生するメタンを主とした消化ガスを発電燃料として利用しているほか、余った電力を周辺に配電などしています。また、多くの下水処理場では加温用ボイラーの燃料として下水処理場内で利用しています。

消化タンクとバイオ天然ガス車
(神戸市建設局提供)
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